ペンギンの中で、最も大きいとされるのが、「皇帝ペンギン」です。
堂々とした風貌は、まさに「皇帝」という名に、ふさわしいですよね。
この皇帝ペンギンは、英語で、どのように表記するのでしょうか。
今回は、皇帝ペンギンの英語名について、まとめてみました。
皇帝ペンギンの生息地
「皇帝ペンギン」の生息地は、南極大陸です。
彼らの祖先は、住みやすい暖かな場所ではなく、ブリザードが吹き荒れる極寒の大地を、生息地として選びました。
そして、その寒さの中で、繁殖や子育てを行っているのです。
ところで、「皇帝ペンギン」は、なぜ「皇帝」という名前で呼ばれているのでしょうか。
それは、先に発見されたペンギンに、すでに「王様」という名前が付けられていたからなのです。
【Emperor penguin】
1700年代に、南米で発見された「オウサマペンギン」は、地球上で最も大きなペンギンであると考えられていました。
そのため、「King penguin」という名前が付けられたのです。
しかし、19世紀になると、それまで未開の地であった南極大陸で、オウサマペンギンよりも、さらに大きなペンギンが発見されることになったのです。
「オウサマペンギンよりも大きなペンギンに、どんな名前を付けたら良いのだろう。」
悩んだ末に、人々が考え出したのは、「King」よりも偉い、「Emperor」という称号でした。
このような理由から、英語で「Emperor penguin」と表記される、「皇帝ペンギン」が誕生したのです。
【Penguin】
それでは、「ペンギン」という名前の由来は、一体、なんでしょうか。
ペンギンは、英語で「Penguin」と表記します。
ペンギンとは、ラテン語の「ピングウィス」が語源とされています。
この「ピングウィス」は、「太っている」という意味を持っているそうです。
この「ピングウィス」から、スペイン語の「ペングウィーゴ」という言葉が生まれました。
この「ペングウィーゴ」という言葉も、ラテン語の「ピングウィス」と同じように、「太っちょ」という意味合いを持っていて、それが訛って、「ペンギン」という言葉が誕生したとされています。
まとめ
「皇帝」という名前を持つ、「Emperor penguin」。
日本で会える場所は少ないですが、その威厳ある姿を眺めに、水族館に出かけてみませんか。