皇帝ペンギンは、地球上で最も大きなペンギンと言われていますが、そのヒナの大きさは、どのくらいなのでしょうか。

今回は、皇帝ペンギンのヒナの大きさと、その成長過程についてまとめてみました。

皇帝ペンギン ヒナ 大きさ

皇帝ペンギンの生息地は?

皇帝ペンギンは、南極大陸に生息しています

ペンギンといえば、南極大陸を思い浮かべる人が多いと思いますが、実際に、南極大陸に生息しているのは、皇帝ペンギンとアデリーペンギンの2種だけです。

そして、アデリーペンギンは、南極大陸の夏の時期に繁殖しますが、皇帝ペンギンは、真冬の時期を選んで繁殖します。

南極大陸の冬は、「ブリザード」と呼ばれる地吹雪が吹き荒れ、気温は、マイナス60℃まで下がるそうです

この過酷な寒さの中で、皇帝ペンギンは、繁殖や子育てを行っているのです。

皇帝ペンギンのヒナの大きさは?

最も体が大きいといわれている皇帝ペンギンですが、卵から孵ったヒナの体重は、約300gほどです

この小さな命が誕生するまで、お父さんペンギンは、命を懸けて、卵を温めます。

そもそも、皇帝ペンギンのメスは、卵を温めません

オスだけが、卵を温めるのです。

その期間は、約65日間もあります。

これほど長い時間をかけて卵を温めるオスペンギンは、その間、近くの雪だけを食べて飢えを凌いでいるそうです。

そのため、卵が孵るころには、オスペンギンは痩せ細ってしまい、メスにヒナを預けた後、海へ向かう途中で、力尽きてしまうこともあるそうです。

このように過酷な環境で繁殖を行う皇帝ペンギンは、「世界で最も過酷な子育てをする鳥」と呼ばれているそうです

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ペンギンの保育所

卵から孵った後、皇帝ペンギンのヒナは、親鳥から交代で餌を与えてもらいます。

ある程度大きくなったヒナは、それまでよりも、沢山の餌を必要とするため、今度は、両方の親鳥が餌をとりに行かなければなりません。

この時期なると、皇帝ペンギンのヒナたちは、親鳥が留守の間、ヒナ同士で1か所に集まり「クレイシ」という集団を作ります

フランス語で「保育所」を意味する、この「クレイシ」のおかげで、ヒナたちは寒さや敵から身を守ることができるのです。

まとめ

皇帝ペンギンのヒナたちは、「南極」という過酷な環境の中で、たくましく成長します。

日本でも、皇帝ペンギンのヒナが誕生するケースがありますので、その際には、みんなで見守っていきましょう。

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