ペンギンと言えば白と黒のクッキリとした模様をした羽を持つ鳥と言うイメージがあると思いますが、実はペンギンの赤ちゃんは全然違う色をしているのです。

今回はペンギンの赤ちゃんの色についてお話して行きますね。

ペンギン 雛

茶色いペンギンの赤ちゃん

ペンギンの赤ちゃんの羽毛は親鳥と違いモフモフとしています

そして羽毛の色なのですが、赤ちゃんペンギンが生まれる場所の環境に寄って違います。

茶色い羽毛で生まれてくるペンギンの赤ちゃんはどの様な環境で生まれるのでしょうか?

生き物には周りの環境に馴染む色をし、自分を目立たなくする能力がある場合があります。

これを保護色と言いますが、茶色い羽毛のペンギンの赤ちゃんは岩場や地面が露出した、茶色が馴染む環境で生まれる為茶色い色をしているのです。

親ペンギンに比べて地味に見えますが、立派な保護色なのですね。

そして茶色ではなく白い羽毛で生まれてくる種類のペンギンもいます。

保護色の観点から見ると…そう、白い色の羽毛のペンギンの赤ちゃんは雪や氷のある白銀の世界で生まれるのです。

どちらとも保護色なのですね。

そしてこの羽毛は赤ちゃんが成長し、生後4か月頃には親鳥と同じ色の羽毛に生え変わり始めます。

全部生え変わるのには数週間かかる為、生え変わりの途中は赤ちゃんの時の茶色や白の羽毛が所々残っているちょっとみっともない様なユニークな姿になります。

そして羽毛がしっかり生え変わると親鳥と共に海中に潜り餌を自分で捕るようになります。

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まとめ

すべてのペンギンの赤ちゃんが茶色いと言う訳ではなく、生まれる場所の環境に寄って違いが出て来るのですね。

確かにホッキョクグマなど雪や氷の世界で暮らす熊は白いですし、森林に住む熊は茶色や黒色をしています。

これも保護色なのですね。

因みに親ペンギンの体色は白黒ですが、一説によると餌となる魚の感覚を鈍らせ動きを散漫にする効果があるのだとか。

保護色の意味もあると思いますが生き物の体の色には色々な意味がありそうですね。

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