世界で見つけられているペンギンの数は全部で18種類います。
その中でも、少し変わった巣を作るペンギンがいます。
石を使い丈夫な巣を作って雛を守ろうとするペンギン『アデリーペンギン』という種類です。
ペンギンが石を使って巣を作るイメージはない方もいるかもしれません。
今回はこのペンギンについて調べていくことにしました。
アデリーペンギンとは
南極大陸で繁殖するペンギンです。
このペンギンのほかに『コウテイペンギン』も南極他陸に住んでいます。
体長60-70㎝、体重5kgほどの大きさがあります。
羽毛はお腹側が白く、頭から背中にかけて黒い体で目の周りだけ白くなっており足はピンク色です。
南極の厳しい寒さに耐えるためなのか、くちばしの根元まで羽毛に覆われているので短いように見えますが開くと目の付近まで大きく開くことが出来ます。
近年の地球温暖化の影響を受け生息数が減少傾向にあります。
巣を作るために戦うアデリーペンギン
ペンギンが卵を温めると聞くと、イメージでは足の上に器用に乗せて卵を温める姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
アデリーペンギンは10月になると繁殖期に入るために石で巣を作り始めます。
海岸や岩の上など様々なところで、小石を集めて火山のような形の巣を作ります。
このように作ることで卵が冷たい雨や雪に浸って亡くなることがないように、出来るだけ高い巣を作っているのです。
しかし、口で運ぶことになるので小石がなかなか見つからないことが多いです。
巣の出来栄えが悪いとメスが振り向いてくれないこともあるので、必死に小石を探してオスは巣を作ります。
中にはずる賢いペンギンもいるようで近所のペンギンが少し目を離したり離れたりしてしまうと、こっそり小石を盗んでしまうものもいるようです。
結局は盗んだものは見つかってしまい、大乱闘に発展してしまうこともあります。
ペンギンは仲間と一緒にいることが多い動物でありますが、巣を作るときは周りと戦いながら生きている動物でした。
まとめ
アデリーペンギンはキャラクターにしやすいペンギンで同じみな動物です。
例えばSuicaのキャラクターもアデリーペンギンをイメージしています。
見た目だと可愛い雰囲気しかないのに小石を盗んでしまったり、大喧嘩をしたりと全く想像ができなかったです。中にはこのようなことをしないペンギンもいると思いますが、知らない人が知ると驚くことは間違いないと思います。