世界に大体18種類もいると言われるペンギン。
よく水族館でも見ることが出来るペンギンですが、そのペンギンの身体の構造をきちんと知っている人はすくないのではないのでしょうか?
そんなペンギンの身体の構造はどうなっているのでしょうか。
ペンギンの身体の構造
ペンギンの身体は一番小さい個体で40㎝~45㎝、最大の個体で130㎝ほどと子供くらいもあるペンギンがいます。
ペンギンは哺乳類と思われがちですが、鳥類で、身長ではなく体長で測るので実際は立ちあがった姿はもう少し小さいという事になります。
鳥類で、水の中で生活することが主なペンギンは、出来るだけ浮力を保つために、骨の密度を軽くする進化を遂げてきました。
しかし、あまり密度が低いと水中では水の抵抗で骨が折れてしまいます。
なので骨の密度を高くし、中空部分を減らして重くしてさらに頑丈にする進化を遂げました。
特徴的なペンギンの足
骨が特徴的な個所として、ペンギンの足があります。
ペンギンの足は見えている部分が少ないだけで実はとっても長いのです。
表に見えている部分は人間でいうところのすねくらいなもので、身体の中では人間でいうとしゃがんだ状態に近いです。
ちょうど人間が中腰の体制で座り、その上にスポッとトレーナーをかぶせたような形になるのです。
足の大腿部にあたる部分はこれにより体の中に隠れているので短足にみえるのです。
この足が大部分隠れている理由としては、水中に入った時に水圧でお腹がへこまないように補強替わりと、体温維持の為ともいわれています。
ペンギンの足が凍らない構造
ペンギンの足の構造として、南極などの寒い地域に住んでいるのにも関わらず氷の上で立っています。
気温がマイナス50度程の気温になるような場所で足が凍らないのは、ペンギンの足は特殊な構造の血管になっていて動脈と静脈が隣を走っていて動脈の血で冷たくなった静脈の血を温めることが出来ます。
ペンギンは汗をかくことがないので足も氷にくっつかないのです。
まとめ
短い脚が特徴と思っていたペンギンですが、実は意外と長い脚を持っているという事が特徴なのがペンギンなのですね。