ペンギンは極寒地で氷上を素足で歩いても凍らず、しもやけもない動物です。
その謎について調べてみました。
ペンギンの足の仕組みについて
ペンギンは鳥類に属する生き物ですが、私たちが普段目にしている鳥と違い、飛ぶ事をやめていると言われています。
ペンギンは人間と同じように直立二足歩行の鳥類です。
二足歩行のため骨は丈夫でありその中でも身体を支えているふしょ骨はとても骨密度の高い頑丈な骨と言われています。
ペンギンの足はレントゲンで写すと、約90度に折り曲がっている事がわかります。
これは飛ぶ事をやめて水中をより早く泳ぐために進化した結果だと言われております。
そのため足の骨を身体に折りたたむように進化しました。
ペンギンの足の血管について
極寒の地で生息するペンギン。
泳ぐために足に水掻きと、氷上の上を歩くために大きな爪があります。
寒さをしのぐために、体に覆われた脂肪や毛皮を足に纏わずに、人間でいうと素足の状態で氷上の上を歩いています。
ですがペンギンもその素足だと、足元から寒さに耐えきれず凍えて亡くなってしまう可能性がありますが、ペンギンたちはひょうひょうと優雅に氷上を歩いて生活をしています。
人間だと氷上を素足で歩いてしまうと、すぐに冷えてしまい、霜焼けになってしまう可能性があります。
ですが、ペンギンは霜焼けにもらず素足のままで極寒の海も泳いでしまいます。
そんなペンギンの足には、人間とは違う作りで、秘密が隠されていました。
私たち体内の血管は動脈と静脈が平行になって全身を駆け巡っています。
全身を巡る血液は足先が最後であり、全身を巡ってきているため最初の血液よりも冷たい血液が送られるため、足から冷えてしまいます。
このため、人間は足先から冷えてしまう事が多いのです。
ですがペンギンの場合だと、まず心臓で作られた血液は最初に足に送られます。
ペンギンの足の血管は動脈の周りを静脈が螺旋状になって囲んでいます。
足に向かって太い動脈があり、心臓から送られてきた暖かい血液で、足の裏を駆け巡り冷たくなった血液を一気に温めて心臓に送り返す役割をしているので、体温を一定に保つ事ができます。
そのため体温を奪われる事がなく氷上でも優雅に歩く事ができるのです。
まとめ
私たちは靴下や靴を履いても寒い日々を過ごす事があります。
ペンギンは素足でも氷上で生活ができて不思議だった事が今回調べて秘密を探る事ができたので、謎が解決できました。
ペンギン自身が体内で自分の暖かさを保っている事に驚きです。
人間と異なる仕組みがあり大変興味深い生き物だと感心しました。