可愛らしいペンギンのヨチヨチ歩き。

とても微笑ましい姿ですが厳しい自然界では危険なのでは?と気になってしまいます。

今回はペンギンの脚の特徴について調べてみました。

ペンギン 北極

人間で言うと中腰で歩いている?

ペンギンの独特のヨチヨチ歩きはペンギンの骨格が元であの様な歩き方になります。

レントゲンなどでペンギンの骨格を調べてみると、ペンギンの膝は常にほぼ直角を保っている事が分かります

それは歩いている時も同じです。

人間で言えば中腰で歩いている様なもの。

とっても辛そうですが、何故その様な造りになっているのでしょうか?

それはペンギンが主な活動場所を海中とする生き物だからです。

海中に潜ったペンギンは地上とは一転、とても素早く泳ぎ獲物を捕らえる事が出来ます。

その速さはまるで空を飛ぶかの様。

つまり大切な食料がある場所や天敵が多くいる場所が水中である為、彼らペンギンは水中でより早く動ける様な体に進化したのです。

更に彼らが暮らす氷の上や岩場には天敵も少ない為素早く動く必要がありません。

そんなペンギンの暮らす環境ではあのヨチヨチ歩きも大きな脅威にはならないのです。

他の多くの鳥は脚が動体とTの字になる様な位置についています。

その為バランスが良い為地上でも素早く走ることが出来ます。

ペンギンの場合他の鳥よりも後ろ側に脚が付いている為、地上でTの字型に体を支える事が出来ません。

その為例のヨチヨチ歩きになるのですが、海中では体の真後ろに脚が隠れる為、脚に水の抵抗を受けずに素早く泳ぐ事が出きるのです。

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しもやけにならないペンギンの脚

またペンギンの脚の血管は暖かい血が流れる動脈に静脈が絡みついています

その為静脈の血も温かく、結果としてペンギンの脚は常に温かくしもやけになりません。

良く出来ていますね。

まとめ

他の鳥に比べてユニークなペンギンの脚の特徴も、自然界で生きて行くための生き物の知恵の賜物でした。

ペンギンにとっては中腰のあの姿勢が一番楽な姿勢なのかも知れません。

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