ペンギンの仲間は極寒の南極に多く生息しています。
しかし、同じ様に極寒地である北極には生息していません。
なぜペンギンは南極にいて北極にいないのか?
その謎について調べてみました。
ペンギンは南極以外にもいる
ペンギンと言うと極寒の南極やその周辺に生息しているイメージがありますが、実は南極以外にも多くの種類のペンギンが生息していて、実は一番多くの種類のペンギンが生息している地域はニュージーランドです。
更に赤道直下のガラパゴス諸島にもペンギンは生息しています。
赤道直下と言えば日本よりも大分暑い地域です。
日本の動物園にいるガラパゴス諸島出身のペンギンにとって、日本の冬は寒く感じていることでしょう。
ペンギンの生息域に共通する海流
この南極からニュージーランド、そしてガラパゴス諸島まで広い地域にペンギンは生息していますが、気温などの環境に大きな違いがあるこれらの地域にペンギンはなぜ広く分布しているのでしょうか?
実はこれらの地域には共通した環境があります。
それは海流です。
南極から始まる海流の流れがニュージーランドを超え、ガラパゴス諸島まで流れているのです。
この海流にはペンギンのエサとなる魚やオキアミが豊富に含まれていてそのエサのあるこれらの地域にペンギンは広まったと考えられています。
そしてペンギンの先祖の化石などを検証すると、ペンギンの発生地はニュージーランドと言われており、ペンギンが好む海流が赤道を超えて広がらない為、北極を含めそれ以上北の地域にはペンギンは住む場所を広げなかったと考えられています。
これが北極にペンギンがいない理由です。
北極には絶滅したペンギンがいた?
先にお話した様に北極にはペンギンは生息していないのですが、実はペンギンそっくりの姿をした「オオウミガラス」と言う鳥が北極に生息していたのです。
しかも元々ペンギンと言う名前はこの鳥の名前でした。
しかし人間による乱獲の為、19世紀中ごろに絶滅してしまいました。
まとめ
北極にペンギンそっくりの鳥が生息していたとは驚きですが、人間の乱獲によって絶滅していました。
今いるペンギンも他の多くの生き物たちもこれからは絶滅する事なく平和に暮らして行ければと感じました。