みなさんは、ケープペンギンを知っていますか。

今回は、ケープペンギンの生態と寿命についてまとめてみました。

ケープペンギン 寿命

ケープペンギン

ケープペンギンは、アフリカに生息する唯一のペンギンです

ナミビア南部から南アフリカ沿岸部で繁殖を行うケープペンギンは、トンネルの中や、地表、林の中などに巣を作ります。

ケープペンギンの産卵のピークは、2~5月と11~12月頃です

メスは1度の産卵で2個の卵を産み、約1カ月間、卵を温めます。

卵から孵ったヒナは、大切に育てられ、約100日で巣立ちを迎えるそうです

そして、その後、一年間は海の中で生活をし、再び、繁殖地に戻ってくるのです。

換羽とは?

繁殖地に戻ってくる理由は、換羽を行うためでだと考えられています

ペンギンたちは、一般的に、1年に1度のペースで、換羽と呼ばれる、羽が生え換わる時期を迎えます。

羽毛が古くなってしまうと、防水効果がなくなってしまうそうです

そうなってしまうと、素早く水中を泳ぐことができなくなるだけでなく、体が水に濡れて冷えることで体調を崩し、命に関わることもあるそうです。

換羽の時期は、羽が完全に生え換わるまで、ペンギンたちは海に潜ることができません

そのため、長い時には、約一カ月もの間、何も食べずに生活するそうです。

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ケープペンギンの寿命

野生で生活するケープペンギンの平均寿命は、約10年です

水族館で飼育されている個体は、野生よりも寿命が延び、平均して、約15~20年くらい生きるとされています。

どのくらい長く生きるかは、他の動物と同じように個体差がありますが、飼育環境を整え、外敵に襲われる心配がない水族館の方が、長生きする傾向にあるようです。

人とケープペンギン

現在、野生のケープペンギンは、絶滅の危機に瀕しています

その原因として、地球規模の気候変動や、土地の開発による生息地の減少などが考えられていますが、これらは全て、私たち人間に責任があるように思います。

また、乱獲によって小魚などの餌が減少したため、栄養失調によって保護されるペンギンが増加しています。

そして、子孫を増やすためにペンギンたちが産んだ卵は、人間の食料として、昔から食用されてきました。

近年では、卵の食用を禁止するなど、ペンギンを保護する活動が盛んに行われていますが、大幅な個体数の増加には至っていません。

掛け替えのない地球を守るためにも、ペンギンの個体数を増加させるための、早急な対策が必要なのです。

まとめ

ケープペンギンを絶滅から救えるのは、私たち人間しかいないのかもしれません。

ケープペンギンのために何ができるのか、1人1人、考えていきましょう。

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