ペンギンが餌を捕るのは、海の中だけです。

よって魚をはじめとする海の生き物が対象になります。

ペンギンの食べ物は次のいずれかになります。

オキアミやヨコエビなどの甲殻類、ニシンやイワシのような小魚や中型の魚、イカやタコなどが餌になります。

ペンギン えさ

オキアミ

食べる餌の種類はペンギンごとにある程度決まっていますが、獲物の変動など状況に合わせて食べる餌の種類は変るようです。

オキアミの種類について、特にナンキョクオキアミは、世界で最も現存量、つまり体重の合計が多い動物で、その量は数トンとも数十億トンともいわれています。

南極の海にするペンギン、アザラシ、クジラなど多くが、ナンキョクオキアミを餌にしています。

冬の間、氷に覆われる南極の海は、栄養分が豊富で、体の大きなクジラがおなかいっぱい食べられるほどナンキョクオキアミがたくさんいます。

ニシンやイワシ、アジのように小型~中型の魚を食べます

これらの魚は、群れをなして泳いでいる事が多いです。

群れで同じ方向に泳ぎ、いっせいに方向転換をするので、ペンギンは捕まえづらいものです。

魚たちはお互いの距離を認識しています。

群れのに、白黒のペンギンが現れると、群れはビックリして方向が乱れます。

その乱れたところに、ペンギンは狙って獲物を捕まえるのです。

一種のかく乱戦法と言えるでしょう。

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ペンギンのくちばし

どのペンギンのくちばしも大変強力に出来ています。

狙った獲物にいったんでも攻撃与えると、致命傷になるダメージを与えることが出来ます。

さらに、舌にも仕組みがあります

トゲ状の突起が並んでいて、獲物を抑えて決して逃さないようになっています。

舌の構造は、つるつるで滑りやすい魚のウロコやイカの表面をひっかけて押さえ、呑み込むのに好都合になっています。

まとめ

ペンギンは1回の潜水するごとに、水面に戻ってくるまでにたくさんの獲物を呑み込んで帰ってきます。

計算によると、アデリーペンギンは1分あたり最大で25gの割合でオキアミを捕えているそうです。

ということはおよそ1.3秒に1匹の割合でオキアミを食べていることになります。

南極には約100万羽のアデリーペンギンがいて、毎日なんと9000tのオキアミや小魚を捕っている事になります。

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