モフモフの毛に覆われたペンギンの赤ちゃん、思わず触ってみたくなりますが、種類によって違うのでしょうか?
調べてみました。
モフモフの赤ちゃん
どの種類のペンギンも卵から孵化したときは第一幼綿羽と言われる短い羽毛に覆われています。
この短い綿羽はすぐに生え変わってお馴染みのモフモフ綿羽に変わります。
これが第二綿羽とよばれ、属ごと種ごとに異なります。
特徴を見てみましょう。
まずエンペラーペンギン属です。
エンペラーペンギンは頭が黒色で全身は灰色、キングペンギンは全身が茶色です。
キングペンギンほど成鳥と似ていないペンギンはいません。
続いてアデリーペンギン属です。
アデリーペンギンは濃い灰色、ヒゲペンギンは顔と背中が暗灰色、お腹は薄い灰色で、ジェンツーペンギンは顔と背中が黒色、お腹が白色です。
その他の種属では見るからにはっきりした違いはなく、ほとんどが灰色がかった茶色か、黒っぽい茶色です。
この時期の赤ちゃんたちを見分けるのは難しいですね。
このモフモフの綿羽が生え変わると、成鳥とほとんど変わらない羽毛の色になります。
しかし、羽毛が古くなると、日頃マメにお手入れをしていても、防水能力が落ちてきますので、ほとんどのペンギンは生後1年を過ぎると1年に1回(ガラパゴスペンギンは年2回)羽が生え変わります。(換羽)
この換羽は、一気に毛が生え変わるわけではなく、足元から徐々にお腹、胸、背中と続き、最後に首と頭が生え変わって終了です。
この換羽の期間、およそ2~4週間は水に入ると羽毛に水が染み込んで凍えたり、水の中に潜れず浮かんでしまうので、水に入ることはできません。
なので、換羽の前には十分餌をとり、換羽期の絶食に備えます。
そして、換羽が終わると一回り細身になって水のなかに戻って行きます。
まとめ
大人のペンギンも十分かわいいです。
ですが、モフモフの羽毛に包まれた赤ちゃんペンギンのかわいさは格別だと思います。
思わずギューッとしたくなります。モフモフの時期は短いですが、ぜひぜひ会いに行きたいものです。