ペンギンは南極や北極で一年中寒い地域で生活する動物だが、繁殖期はあるのだろうか。
ペンギンの繁殖期
ペンギンの種類は様々であり、繁殖期もペンギンの種類によっては異なる事がある。
だが大体のペンギンの繁殖期は5月から7月の2ヶ月間が基本的な繁殖期と呼ばれている。
ペンギンたちは繁殖期になると陸上の奥側に移動して天敵があまり来ないような場所に卵を産み落とすための巣を作る。
ペンギンの巣を作る場所の事をコロニーと言って、ペンギンは集団で行動する動物なので、ペンギンの種類によって場所を決めており、繁殖期になると自分たちのコロニーにもどり、巣を作る。
元々去年巣を作ったオスとメスがいる場合は自分たちの作った巣にもどり、再度求愛行動を行って、卵を産み落とす事がほとんどだが、まだ妻のいないペンギンたちは巣の近くでまだ夫のいないペンギンたちに向けアピールを行う。
この期間中は巣の中にある卵を温めるため、オスやメスは常に卵を温めて、ヒナが羽化するまでじっとその場所にいる。
その期間中の餌に関しては、オスがメスのために餌を持ってくる種類もあれば、各自で交代して餌を獲りに行く種類もあり様々である。
映画にもなった有名なペンギンである皇帝ペンギンは、繁殖期が他のペンギンと異なり3月から4月にかけて寒くなってくる時に繁殖行動を起こす。
皇帝ペンギンはペンギンの種類の中でも一番過酷な繁殖期を過ごすと言われており、ブリザードの中でも卵を守るために動かずにじっと身を潜めて生きている。
命がけで繁殖期を過ごしている。
また、ペンギンは繁殖期を迎える前に相手を見つけるために求愛行動をとる。
オスは気に入ったメスを見つけると、プロポーズを行いめでたく結ばれ、繁殖行動に移るのである。
まとめ
調べていくとペンギンの種類によって巣の作り方や求愛の行動、繁殖期後の行動などが違う事がわかった。皇帝ペンギンは映画でも見た事があり、吹雪の中でも子供を必死に守ろうとする姿に心を打たれる場面があったが、他のペンギンは基本的に暖かい時に繁殖行動に移る事が大体なのだと知ったので、皇帝ペンギンは過酷に生きている動物なのだとわかった。
また、繁殖期でも集団で行動をすることで天敵からも身を守って団体行動を行っているんだとわかった。